iOS26では「メールアプリ」に新しくカテゴリ分類機能が追加されました。
受信メールが自動的に4つのカテゴリに仕分けされ、重要なメールを見つけやすくなった一方で、「誤分類されて不便」「以前のリスト表示の方が使いやすい」という声も少なくありません。
この記事では、カテゴリ分類の仕組みから修正方法、リセット、そして従来のリスト表示に戻す方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
iOS26のメールは4つのカテゴリに自動分類される
iOS26では受信トレイが以下の4つのカテゴリに分かれます。
プライマリ
家族や友人、仕事関係の主要メールが届くメインの受信箱。
日常的なやり取りや重要な業務連絡など、最も確認頻度の高いメールが集まります。
トランザクション
オンラインショップでの注文確認や領収書、銀行やカード会社からの明細など、取引や購入履歴に関するメールが分類されます。
生活やビジネスで必須の情報をまとめて管理可能です。
アップデート
アプリの更新通知やサービスからの定期的なお知らせ、システム関連の情報が中心です。
アカウントセキュリティやアプリの最新機能に関する情報を確認するのに便利です。
プロモーション
広告メールや割引クーポン、キャンペーン情報などがまとめられます。
ショッピングサイトやサービスからのセール情報をチェックしたいときに活用できます。
これにより、膨大なメールを自動的に整理し、目的のメールをよりスムーズに探し出すことができるようになりました。
各カテゴリは用途や送信元に応じて自動的に割り振られる仕組みになっており、ユーザーが意識せずとも整理された環境でメールを閲覧できます。
メリット
◎ 大量のメールを効率よく整理できる。
受信ボックスが煩雑になりにくく、必要な情報にすぐアクセス可能。
◎ 重要なメールを見逃しにくくなる。
特に仕事や家族からのメールが「プライマリ」にまとまるため、確認がしやすい。
◎ カテゴリごとに通知を管理できるため、不要な広告メールの通知をオフにして本当に必要な連絡だけを受け取れる。
◎ 長期的に使うとAIが学習して仕分け精度が上がる可能性がある。
デメリット
● 自動仕分けの精度が完璧ではなく、誤分類が起きやすい。
特に新しい送信元や曖昧な内容のメールでは誤りが目立つ。
● 人によってはカテゴリ分けよりリスト表示の方が使いやすい。
従来のシンプルな一覧性を好む人には不向き。
● 手動で修正する手間が増える場合があるため、メール数が非常に多い人には逆に負担になることも。
● カテゴリごとに分かれるため「全体の時系列での流れ」を確認しづらい。
カテゴリ分類が間違っている場合、手動で修正可能
誤って仕分けされたメールは、手動で正しいカテゴリに修正できます。
修正手順
1.カテゴリ分けする受信メールを左スワイプ
2.「その他」をタップ
3.「差出人をカテゴリ分け」をタップ
4.任意のカテゴリ(プライマリ・トランザクション・アップデート・プロモーション)を選択しタップ
5.確認画面で「続ける」をタップ
これで対象のメールが正しいカテゴリに移動され、以降は同じ送信元のメールが学習されやすくなります。
注意点
✅ 修正が反映されるまで時間がかかることがある。
特に初回の操作後は即座に反映されない場合もあり、しばらく待ってから再度確認する必要がある。
✅ 学習精度は100%ではないため、繰り返し修正が必要になる場合あり。
特定の送信元に対しては何度も移動操作を行うことで徐々に精度が改善されるが、それでも完全に誤分類がなくなるわけではない。
✅ 状況によっては意図しないカテゴリに戻ってしまうこともあるため、重要な連絡がある場合はVIP登録や手動の再チェックを組み合わせるのが望ましい。
全ての手動のカテゴリ分けを一括でリセット
もし修正が増えすぎて混乱している場合、リセット機能を使うのがおすすめです。
リセット手順
1.右上の「・・・」をタップ
2.「カテゴリについて」をタップ
3.最下部の「手動のカテゴリ分けをリセット」をタップ
4.確認画面で「手動のカテゴリ分けをリセット」をタップ
リセット後の状態
すべての手動修正が削除され、初期状態に戻る
これにより、過去にユーザーが行ったカテゴリ移動の履歴や学習情報がリセットされ、まっさらな状態で利用を再開できます。
AIの自動仕分けのみが有効になる
以降はAIの判断基準に従ってカテゴリ分けされるため、再び学習を積み重ねていく必要があり、最初は誤分類が多く感じられることもありますが、使い続けることで徐々に精度が改善されていきます。
リセットを行うと整理が一旦リフレッシュされるため、混乱が解消されるメリットがありますが、同時に再調整の手間が発生する点も覚えておきましょう。
iOS18以前の「リスト表示」に戻すことも可能
「カテゴリは不要。従来の一覧表示が良い」という場合は、簡単にリスト表示に戻すことが可能です。
切り替え手順
1.右上の「・・・」をタップ
2.「リスト表示」をタップ
比較表:カテゴリ表示とリスト表示
項目 | カテゴリ表示 | リスト表示 |
---|---|---|
メリット | 整理されて見やすい | 一覧性が高く慣れ親しんだUI* |
デメリット | 誤分類がある | メールが多いと探しにくい |
おすすめ | メール数が多い人向け | シンプルに使いたい人向け |
ユーザーインターフェース(User Interface)の略で、ウェブサイトの画面デザインやボタン、スマートフォンの操作画面、キーボードやマウスなどの入力機器、音声の入出力などが含まれます。UIは、ユーザーが製品やサービスを「使いやすく」「直感的に操作できる」ための「見た目」や「操作性」全体をデザインする役割を担います。(AIによる概要)
カテゴリ機能を使いこなすコツとおすすめ設定
重要メールはVIP登録
通知を見逃さないように設定しておけば、他のメールに埋もれる心配がなくなり、特にビジネスや家族からの重要な連絡を見落とさずに済みます。
またVIP登録を活用すれば通知音やバッジの設定も柔軟に管理できます。
仕事用/プライベート用のアカウント分け
例えば、仕事用アカウントではプライマリとトランザクションを重点的に確認し、プライベート用アカウントではプロモーションやアップデートを優先的にチェックするなど、自分に合った運用が可能です。
さらにアカウントごとに通知設定を分ければ、集中力を保ちながら必要な連絡だけを受け取れます。
一時的にリスト表示へ切り替えて整理
再度カテゴリ表示に戻すのも有効。カテゴリ表示の便利さとリスト表示の一覧性を状況に応じて使い分けることで、受信箱をより柔軟に管理できます。
例えば年末の大掃除のようにメールを一気に整理したいときはリスト表示にして不要メールを削除、その後は再びカテゴリ表示に戻して日常的な使いやすさを確保する、といった方法が考えられます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 誤分類が多すぎる場合はどうすればいい?
A. 手動修正を繰り返すか、リセットして再スタートがおすすめです。
さらに、VIP登録やフィルタリング設定を併用することで重要なメールを優先表示させると効率が上がります。
誤分類が頻発する送信元がある場合は、その都度修正することで学習効果が期待できます。
Q2. カテゴリとリスト表示の切り替えは簡単?
A. 設定からすぐに変更可能です。
具体的には、1.右上の「・・・」をタップ 2.「カテゴリ」もしくは「リスト表示」を選び、ワンタップで切り替えができます。
シーンに合わせて使い分けられるので、普段はカテゴリ表示、整理したい時はリスト表示にするなど柔軟な運用が可能です。
Q3. カテゴリ機能を完全にオフにできる?
A. 直接オフにはできませんが、リスト表示に切り替えることで実質オフと同じです。
つまり、カテゴリ分けされずに時系列順にメールが並ぶ従来の形式になります。
どうしても馴染めない場合はこの方法を使えば、以前の環境に近い使い心地で利用できます。
まとめ
iOS26のメールアプリは4つのカテゴリに自動仕分け出来ます。
従来の単一受信箱と違い、自動的にメールを振り分けてくれるため、整理の手間が大幅に軽減されます。
誤分類は手動で修正可能、リセット機能もあり、間違って仕分けられた場合でもユーザー側で正しいカテゴリに移動でき、蓄積すれば精度が徐々に向上します。
また、従来の「リスト表示」に戻すこともできるため、以前の使い方に慣れている人でも安心して利用可能です。
リスト表示とカテゴリ表示を使い分けることで、より柔軟に受信箱を管理できます。
自分の使いやすいスタイルに合わせて設定するのがベスト。
仕事用にカテゴリを活用し、プライベートではリスト表示にするなど、状況に応じた運用が可能です。
さらに通知設定やVIP機能を組み合わせることで、重要メールを効率的に確認でき、快適なメール環境を維持できます。
「カテゴリ」と「リスト表示」上手く使ってみて下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!