Microsoftは2026年8月11日(現地時間)、8月の月例セキュリティ更新プログラム(Windows Update)の配信を開始しました。日本時間では8月12日から順次配信されています。
今回のアップデートでは、WindowsやMicrosoft Officeなど幅広いMicrosoft製品に関する多数の脆弱性が修正されています。
Cisco TalosやRapid7などの集計では、修正対象となる脆弱性は421件。
そのうち62件が「Critical(緊急)」とされており、さらに3件のゼロデイ脆弱性も含まれています。
特に注意したいのが「CVE-2026-68820」です。
この脆弱性については、アップデート公開前から実際の攻撃で悪用されていたことが確認されており、今回のWindows Updateはセキュリティ面で重要度の高いアップデートといえます。
一方、
「2026年8月のWindows Updateはすぐインストールした方がいい?」
「アップデート後に不具合は発生していない?」
「Windows 11 24H2・25H2のKB番号は?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、2026年8月Windows Updateの修正内容、3件のゼロデイ脆弱性、Windows 11の更新プログラム、不具合情報、アップデート方法まで詳しく解説します。
▼この記事でわかること
- 2026年8月Windows Updateの概要
- 修正された脆弱性の件数
- 「421件」と「398件」など数字が異なる理由
- 3件のゼロデイ脆弱性について
- 実際の攻撃で悪用されている脆弱性
- Windows 11 24H2・25H2のKB番号
- Windows 11 26H1のKB番号
- Windows 10の更新プログラム
- 2026年8月Windows Updateの不具合情報
- 今回のアップデートを適用すべきか
- Windows Update後に不具合が発生した場合の対処法
▼この記事の結論
- 2026年8月12日、日本でも月例Windows Updateの配信が開始
- Cisco Talosなどは421件の脆弱性が対象と集計
- ただし集計方法によって398件・415件・418件など数字に違いがある
- 3件のゼロデイ脆弱性が含まれている
- CVE-2026-68820は実際の攻撃で悪用済み
- Windows 11 24H2・25H2には「KB5121003」が配信
- Windows 11 26H1には「KB5121000」が配信
- セキュリティ面から基本的には早めのアップデートがおすすめ
- 重要なPCでは最新の不具合情報も確認してから適用する
- 2026年8月のWindows Updateが配信開始
- 2026年8月の更新では421件の脆弱性を修正
- 特に注意したい3件のゼロデイ脆弱性
- Critical(緊急)の脆弱性も多数修正
- Windows 11 24H2・25H2には「KB5121003」を配信
- Windows 11 26H1には「KB5121000」を配信
- Windows 11 23H2には「KB5120240」
- Windows 10にも2026年8月のセキュリティ更新を配信
- 2026年8月Windows Updateの主な変更点
- 2026年8月Windows Updateはすぐインストールした方がいい?
- 2026年8月Windows Updateの不具合情報
- Windows Updateをインストールする方法
- Windows Updateする前にやっておきたいこと
- Windows Update後に不具合が発生した場合の対処法
- 2026年8月Windows Updateに関するよくある質問
- 2026年8月Windows Updateの更新履歴
- まとめ|2026年8月Windows Updateはゼロデイ3件を修正
2026年8月のWindows Updateが配信開始
Microsoftは2026年8月11日(米国時間)、毎月恒例となっている月例セキュリティ更新プログラム「Patch Tuesday」を公開しました。
日本時間では2026年8月12日からWindows Updateを通じて順次配信されています。
今回のアップデートではWindowsだけでなく、Microsoft Officeなど幅広いMicrosoft製品に影響する脆弱性が修正されています。
なかでも注目したいのが、3件のゼロデイ脆弱性が含まれていることです。
さらに、そのうち1件についてはすでに実際の攻撃で悪用されていることが確認されています。
2026年8月Windows Update早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信開始 | 2026年8月11日(米国時間) |
| 日本時間 | 2026年8月12日 |
| 脆弱性 | 421件との集計※ |
| Critical | 62件との集計※ |
| ゼロデイ | 3件 |
| 実際の攻撃で悪用 | 1件 |
| 主な対象 | Windows・Microsoft Officeなど |
| 重要度 | 高い |
| アップデート | 基本的に推奨 |
※脆弱性の集計方法によって件数は異なります。
今回のWindows Updateは単なる機能改善を目的としたアップデートではなく、セキュリティ上重要な脆弱性を多数修正するアップデートです。
特に実際の攻撃で悪用されている脆弱性が含まれているため、Windowsユーザーは内容を確認しておきましょう。
2026年8月 Windows Update対象OS・KB番号一覧表
2026年8月の月例Windows Updateでは、Windowsのバージョンによって配信される更新プログラム(KB番号)が異なります。
自分のPCがどの更新プログラムの対象なのか、以下の表で確認してみてください。
| 対象OS | 更新プログラム | 更新後のOSビルド | 備考 |
|---|---|---|---|
| Windows 11 26H1 | KB5121000 | 28000.2704 | セキュリティ更新・品質改善 |
| Windows 11 25H2 | KB5121003 | 26200.9168 | セキュリティ更新・品質改善 |
| Windows 11 24H2 | KB5121003 | 26100.9168 | セキュリティ更新・品質改善 |
| Windows 11 23H2 | KB5120240 | 22631.7517 | サポート対象エディション向け |
| Windows 10 22H2 | KB5120249 | 19045.7663 | ESUなど対象環境向け |
| Windows 10 21H2 | KB5120249 | 19044.7663 | ESUなど対象環境向け |
ただし、アップデート後のOSビルド番号は異なります。
また、Windows 10は通常サポートが2025年10月14日に終了しているため、2026年8月時点ではESU(拡張セキュリティ更新プログラム)など、更新対象となる環境に注意が必要です。
自分のWindowsバージョンを確認する方法
使用しているWindowsのバージョンがわからない場合は、
「Windowsキー」+「R」→「winver」と入力→「OK」
で確認できます。
表示された「バージョン」と「OSビルド」を上の表と照らし合わせると、今回のアップデートが適用されているか確認しやすくなります。
2026年8月の更新では421件の脆弱性を修正
今回のWindows Updateについて「421件もの脆弱性が修正された」と報じられています。
Cisco Talosは、2026年8月の月例更新で421件の脆弱性が対象となり、そのうち62件がCriticalとしています。
Rapid7も同じく421件と集計しています。
一方で、セキュリティ企業によって公表している件数には違いがあります。
脆弱性の件数は集計元によって異なる
| 集計元 | 脆弱性数 |
|---|---|
| Cisco Talos | 421件 |
| Rapid7 | 421件 |
| SANS ISC | 418件 |
| CrowdStrike | 415件 |
| Tenable | 398件 |
なぜ脆弱性の件数が違う?
「421件」「418件」「415件」「398件」と数字が異なると、「どれが正しいの?」と思うかもしれません。
これは必ずしもどれかが間違っているわけではありません。
脆弱性の集計では、
- Microsoft以外が割り当てたCVEを含めるか
- 過去に公開され今回更新されたCVEを含めるか
- 特定の製品・サービスを集計対象に含めるか
- 重複する情報をどのように扱うか
などによって数字が変わることがあります。
したがって、この記事では幅広い製品を含めた集計として報告されている「421件」を目安として紹介します。

重要なのは件数そのものより、実際に悪用されているゼロデイ脆弱性が含まれていることです。
特に注意したい3件のゼロデイ脆弱性
2026年8月の月例アップデートでは、3件のゼロデイ脆弱性が修正されています。
そもそも「ゼロデイ脆弱性」とは?
ゼロデイ脆弱性とは、簡単にいうと、
修正プログラムが十分に提供・普及する前から攻撃者などに知られている脆弱性
です。
脆弱性の詳細がすでに一般公開されていたり、実際のサイバー攻撃で悪用されていたりする場合、攻撃者が脆弱性を利用するリスクが高くなります。
今回特に重要なのが「CVE-2026-68820」です。
CVE-2026-68820は実際の攻撃で悪用済み
「CVE-2026-68820」は、WindowsのAncillary Function Driver for WinSock(afd.sys)に存在する権限昇格の脆弱性です。
afd.sysはWindowsのネットワーク通信に関係するカーネルモードドライバーです。
この脆弱性を悪用されると、攻撃者が権限を昇格させ、SYSTEMレベルの高い権限を取得できる可能性があります。
さらに重要なのは、この脆弱性が理論上の問題だけではないことです。
Microsoftは実際の攻撃で悪用されていることを確認しています。
つまり、攻撃者がすでに利用している脆弱性を今回のWindows Updateで修正することになります。
そのため、今回の月例更新を早めに適用する大きな理由のひとつとなっています。
残り2件は公開済みのゼロデイ脆弱性
今回の月例アップデートには、CVE-2026-68820以外にも公開済みとして扱われるゼロデイ脆弱性が含まれています。
これらについてはCVE-2026-68820とは異なり、記事執筆時点で実際の攻撃で悪用されていることが確認されているわけではありません。
ただし、脆弱性に関する情報が公開されている場合、攻撃者が情報を分析して攻撃手法を開発する可能性もあります。
「まだ悪用されていないから安全」と考えず、セキュリティ更新を適用しておくことが重要です。

ゼロデイ3件のポイント
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| ゼロデイ脆弱性 | 3件 |
| 実際の攻撃で悪用済み | 1件 |
| 公開済み | 含まれる |
| 特に注意 | CVE-2026-68820 |
| 主な影響 | Windowsなど |
| 推奨対策 | セキュリティ更新の適用 |
Critical(緊急)の脆弱性も多数修正
2026年8月の月例アップデートでは、Cisco Talosなどの集計で62件が「Critical」とされています。
特に注意したいのが、リモートコード実行(RCE)につながる脆弱性です。
リモートコード実行とは、攻撃者が離れた場所から対象のコンピューター上で不正なコードを実行できる可能性がある脆弱性です。
たとえば、Windows DNS Serverに影響する「CVE-2026-62878」はCVSSスコア9.8のCriticalに分類されるリモートコード実行の脆弱性として報告されています。
すべての脆弱性が一般家庭のWindows PCに同じように影響するわけではありませんが、今回の月例更新には重要度の高いセキュリティ修正が多数含まれています。
Windows 11 24H2・25H2には「KB5121003」を配信
Windows 11 バージョン24H2および25H2には、累積更新プログラム「KB5121003」が配信されています。
KB5121003のバージョン
| Windows 11 | 更新プログラム | OSビルド |
|---|---|---|
| Windows 11 25H2 | KB5121003 | 26200.9168 |
| Windows 11 24H2 | KB5121003 | 26100.9168 |
KB5121003には、最新のセキュリティ修正に加えて、これまでの更新プログラムに含まれていた改善内容もまとめて含まれています。
Windows Updateは「累積更新プログラム」となっているため、基本的には最新の更新をインストールすることで、それ以前の修正内容も適用されます。
Windows 11 26H1には「KB5121000」を配信
Windows 11 バージョン26H1には、
KB5121000
が配信されています。
適用後のOSビルドは、
28000.2704
となります。
Microsoftのサポート情報によると、記事執筆時点ではKB5121000について既知の問題は確認されていないとされています。
ただし、配信直後にはMicrosoftが把握していない問題が後から見つかるケースもあります。
そのため、今後新たな不具合情報が公開される可能性については注意しておきましょう。
Windows 11 23H2には「KB5120240」
Windows 11 バージョン23H2の対象環境には、
KB5120240
が提供されています。
適用後のOSビルドは、
22631.7517
です。
Windows 11はバージョンによってサポート状況が異なるため、自分が使用しているWindowsのバージョンを確認しておくことも重要です。
Windows 11のバージョンを確認する方法
- 「Windowsキー」+「R」を押す
- 「winver」と入力する
- 「OK」をクリックする
- WindowsのバージョンとOSビルドを確認する
Windows UpdateのKB番号が自分のPCと違う場合は、まずWindowsのバージョンを確認してみましょう。
Windows 10にも2026年8月のセキュリティ更新を配信
Windows 10 バージョン21H2・22H2の対象環境には、
KB5120249
が提供されています。
適用後のOSビルドは次の通りです。
| Windows 10 | OSビルド |
|---|---|
| 22H2 | 19045.7663 |
| 21H2 | 19044.7663 |
ただし、ここで注意したいのがWindows 10のサポート状況です。
Windows 10の一般的なサポートは2025年10月14日に終了しています。
そのため、すべてのWindows 10 PCに従来と同じ条件でセキュリティ更新が提供されているわけではありません。
ESU(Extended Security Updates:拡張セキュリティ更新プログラム)の対象環境など、サポートされているWindows 10環境が対象となります。
現在もWindows 10を使用している場合は、自分のPCがセキュリティ更新を受け取れる状態になっているか確認しておきましょう。
2026年8月Windows Updateの主な変更点
今回のWindows Updateはセキュリティ修正だけではありません。
Windows 11 24H2・25H2向けのKB5121003には、これまでのプレビュー更新で導入された機能改善・品質改善なども含まれています。
環境によって段階的に提供される機能もあるため、アップデート後にすべての変更がすぐ反映されるとは限りません。
アプリ起動などのパフォーマンス改善
今回のアップデートでは、Windows 11のアプリ起動などに関連するパフォーマンス改善も含まれています。
特に比較的スペックの低いPCでは、アプリ起動時の動作改善を感じられる可能性があります。
Windows Search関連の改善
Windows Searchについても改善が加えられています。
検索時のファイルタイプ処理など、Windowsを日常的に使用するうえで関係する部分が改善されています。
その他の品質改善
このほかにもWindows 11の各種機能について修正や改善が行われています。
今回の月例更新は、
「セキュリティ修正+これまでの品質改善」
をまとめて適用する累積更新プログラムと考えるとわかりやすいでしょう。
2026年8月Windows Updateはすぐインストールした方がいい?
結論として、基本的には早めのアップデートをおすすめします。
最大の理由は、
実際の攻撃で悪用されているCVE-2026-68820が修正されるため
です。
脆弱性が公表された後は、その情報を利用した攻撃が増える可能性があります。
そのため、セキュリティ面を重視するなら、Windows Updateを長期間停止したままにすることはおすすめできません。
一般家庭のPC
通常使用しているWindows PCであれば、大切なデータをバックアップしたうえでアップデートすることをおすすめします。
仕事で使用しているPC
業務用PCでは、使用しているソフトウェアや周辺機器との互換性も重要です。
会社や組織でWindows Updateの管理ルールが決められている場合は、管理者の指示に従ってください。
絶対にトラブルを避けたいPC
Windows Updateでは、配信開始から数日後に新たな不具合が判明することもあります。
重要な作業を控えている場合などは、最新の不具合情報を確認してからアップデートするのも選択肢です。
ただし今回は悪用済みゼロデイが含まれているため、必要以上に長期間アップデートを延期することはおすすめしません。

2026年8月Windows Updateの不具合情報
Windows Updateをインストールするときに最も気になるのが、
「アップデート後に不具合が発生しないか?」
という点ではないでしょうか。
配信直後は大規模な不具合が判明していない場合もある
2026年8月の更新プログラムは配信が始まったばかりです。
そのため、記事公開時点ではMicrosoftが認識していない不具合が今後判明する可能性があります。
実際、Windows Updateでは配信から数日~数週間後に、
- PCが起動しない
- アプリが起動しない
- 周辺機器が認識されない
- ネットワークに接続できない
- 動作が重くなる
- BitLocker回復キーを要求される
といった問題が一部環境で報告されることがあります。
ただし、これらは今回の2026年8月アップデートで発生していると断定するものではありません。
現時点で確認されている問題と、過去のWindows Updateで発生した問題を混同しないよう注意してください。
不具合情報は随時更新予定
新しい不具合がMicrosoftから正式に発表された場合や、多数のユーザーから共通した症状が報告された場合には、本記事でも情報を更新します。
Windows Update後に問題が発生した場合は、Microsoftの「Windows release health」などで最新情報を確認することをおすすめします。
Windows Updateをインストールする方法
2026年8月の月例更新はWindows Updateからインストールできます。
Windows 11の場合
- 「スタート」をクリック
- 「設定」を開く
- 左側の「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 更新プログラムをダウンロード・インストール
- 必要に応じてPCを再起動
セキュリティ更新は自動的にダウンロードされる場合もあります。
更新後に再起動が必要な場合は、作業中のファイルを保存してから再起動してください。
Windows Updateする前にやっておきたいこと
Windows Updateは基本的にはそのまま実行して問題ありません。
ただし、大型の累積更新プログラムをインストールする場合は、万が一に備えていくつか準備しておくと安心です。
大切なファイルをバックアップする
写真・動画・仕事のファイルなど、消えると困るデータは外付けSSDやクラウドストレージなどへバックアップしておきましょう。
作業中のファイルを保存する
アップデート後にはPCの再起動が必要になる場合があります。
WordやExcelなどで作業している場合は、事前にファイルを保存しておきましょう。
ノートPCはACアダプターに接続する
Windows Update中にバッテリーが切れるとトラブルの原因になる可能性があります。
ノートPCではACアダプターに接続した状態でアップデートすることをおすすめします。
ストレージの空き容量を確認する
ストレージの空き容量が極端に少ない場合、Windows Updateが正常にインストールできないことがあります。
不要なファイルを削除するなどして、十分な空き容量を確保しておきましょう。
BitLocker回復キーを確認する
Windows Update後のトラブルに備えて、BitLockerを使用しているPCでは回復キーの保存場所を確認しておくと安心です。
2026年8月Windows Updateの確認済み不具合・ユーザー報告一覧
Microsoftが確認している不具合
| 対象 | 不具合・症状 | Microsoft確認 | 対処・状況 | 最終確認日 |
|---|---|---|---|---|
| Windows 11 25H2 / 24H2(KB5121003) | 現時点で重大な既知の問題は確認されていません | ― | 今後の公式情報を確認 | 2026年8月13日 |
| Windows 11 26H1(KB5121000) | 現時点で重大な既知の問題は確認されていません | ― | 今後の公式情報を確認 | 2026年8月13日 |
2026年8月13日時点では、今回の月例更新プログラムについて、一般ユーザーに広く影響する重大な不具合は確認されていません。
ただし、Windows Updateは配信開始直後には問題が判明しておらず、数日~数週間後にMicrosoftが新たな既知の問題として追加するケースがあります。
そのため、今後Microsoftから新しい情報が公開された場合は、本記事でも随時更新します。
ユーザーから報告されている症状
こちらはMicrosoftが公式に認めた不具合とは分けて掲載するのがおすすめです。
| ユーザーから報告される症状 | Microsoft確認 | 現時点での判断 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| アップデート後に動作が重くなった | 未確認 | 個別環境の可能性あり | 再起動・しばらく待つ |
| Windows Updateのインストールが進まない | 未確認 | 個別環境の可能性あり | 再起動・空き容量確認 |
| 更新プログラムのインストールに失敗する | 未確認 | 原因は複数考えられる | 再起動・Windows Update再実行 |
| Wi-Fi・ネットワーク接続が不安定 | 未確認 | 今回の更新との因果関係は未確認 | PC・ルーター再起動、ドライバー確認 |
| アプリが起動しない・動作がおかしい | 未確認 | 今回の更新との因果関係は未確認 | アプリ・PC再起動、アップデート確認 |
| Bluetooth機器が認識されない | 未確認 | 今回の更新との因果関係は未確認 | 再ペアリング・ドライバー確認 |
| ゲームの動作が重い・FPSが低下した | 未確認 | 今回の更新との因果関係は未確認 | GPUドライバー・ゲーム側の更新確認 |
| BitLocker回復キーを要求された | 未確認 | 今回の更新との因果関係は未確認 | 回復キーを確認 |
注意: 上記の「ユーザーから報告されている症状」は、すべてが2026年8月のWindows Update(KB5121003など)によって発生したと確認されたものではありません。
PCの構成、ドライバー、アプリ、周辺機器などが原因となっている可能性もあります。Microsoftが正式に不具合として確認した場合は、情報を更新します。
Windows Update後に不具合が発生した場合の対処法
Windows Update後にPCの動作がおかしくなった場合は、次の方法を順番に試してみましょう。
①PCを再起動する
まずPCを再起動します。
アップデート直後はバックグラウンドで処理が続いている場合があり、再起動だけで改善することがあります。
②Windows Updateをもう一度確認する
「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」を実行します。
追加の修正プログラムが配信されている可能性があります。
③ドライバーを確認する
グラフィック・Wi-Fi・Bluetooth・プリンターなどに問題が発生している場合は、デバイスドライバーを確認します。
PCメーカーの公式サイトなどで最新ドライバーが提供されていないか確認してください。
④Microsoftの既知の問題を確認する
Microsoftが問題を認識している場合は、Windows release healthや更新プログラムのサポートページに情報が掲載されることがあります。
回避策が公開されている場合は、その方法に従いましょう。
⑤更新プログラムをアンインストールする
アップデート直後から明らかに問題が発生した場合は、更新プログラムをアンインストールする方法もあります。
「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストールする」
から対象の更新を確認できます。
ただし、今回のアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれています。
安易にアンインストールしたまま長期間使用することはおすすめしません。
2026年8月Windows Updateに関するよくある質問
Q1:2026年8月Windows Updateはインストールした方がいい?
基本的にはインストールをおすすめします。
実際の攻撃で悪用されているゼロデイ脆弱性「CVE-2026-68820」の修正が含まれているため、セキュリティ上重要なアップデートです。
Q2:本当に421件の脆弱性が修正されたのですか?
Cisco TalosやRapid7は421件と集計しています。
一方、Tenableは398件、CrowdStrikeは415件、SANS ISCは418件と集計しており、対象範囲や集計方法によって数字が異なります。
そのため「421件との集計がある」と理解するのが適切です。
Q3:ゼロデイ脆弱性とは何ですか?
修正プログラムが十分に提供・普及する前から攻撃者などに知られている脆弱性のことです。
特に実際の攻撃で悪用されているゼロデイは早急な対策が重要です。
Q4:Windows 11 24H2も対象ですか?
はい。
Windows 11 24H2にはKB5121003が提供され、OSビルド26100.9168になります。
Q5:Windows 11 25H2も対象ですか?
はい。
Windows 11 25H2にもKB5121003が提供され、OSビルド26200.9168になります。
Q6:Windows 11 26H1も対象ですか?
はい。
Windows 11 26H1にはKB5121000が提供され、OSビルド28000.2704になります。
Q7:Windows 10にも更新プログラムはありますか?
サポート対象となっているWindows 10環境には更新プログラムが提供されています。
Windows 10 21H2・22H2の対象環境にはKB5120249が提供されています。
Q8:アップデートにはどのくらい時間がかかりますか?
PCの性能やインターネット回線、更新前の状態によって異なります。
時間に余裕があるときに実行することをおすすめします。
Q9:アップデート後に不具合が発生したらどうすればいい?
まず再起動とWindows Updateの再確認を行いましょう。
改善しない場合はドライバー、Microsoftの既知の問題、更新プログラムのアンインストールなどを確認します。
Q10:Windows Updateを一時停止しても大丈夫?
短期間であれば、不具合情報を確認するために一時停止するという考え方もあります。
ただし今回は実際の攻撃で悪用されている脆弱性が含まれているため、長期間更新を停止したまま使用することはおすすめできません。
2026年8月Windows Updateの更新履歴
| 更新日 | 内容 |
|---|---|
| 2026年8月13日 | 記事公開。月例アップデート・脆弱性・KB番号・ゼロデイ情報を掲載 |
| 随時更新 | Microsoftが確認した既知の問題を追記予定 |
| 随時更新 | ユーザーから多数報告されている不具合があれば追記予定 |
| 随時更新 | 修正プログラム・緊急アップデートが公開された場合に追記予定 |
まとめ|2026年8月Windows Updateはゼロデイ3件を修正
Microsoftは2026年8月11日(米国時間)、8月の月例セキュリティ更新プログラムを公開しました。
日本時間では8月12日から順次Windows Updateとして配信されています。
今回のアップデートでは、WindowsやMicrosoft Officeなど幅広い製品に関する多数の脆弱性が修正されています。
Cisco Talosなどの集計では、421件の脆弱性が対象となり、そのうち62件がCriticalとされています。
ただし、集計元によって398件・415件・418件など数字に違いがあるため、「421件」は集計方法のひとつとして考えておきましょう。
そして今回最も重要なのが、
3件のゼロデイ脆弱性が含まれていること
です。
なかでもWindows Ancillary Function Driver for WinSock(afd.sys)の「CVE-2026-68820」は、すでに実際の攻撃で悪用されていることが確認されています。
そのため、セキュリティ面から考えると今回のWindows Updateは重要度の高いアップデートといえます。
Windows 11 24H2・25H2には「KB5121003」、Windows 11 26H1には「KB5121000」が提供されています。
大切なデータのバックアップなどを行ったうえで、基本的には早めにアップデートすることをおすすめします。
ただし、Windows Updateでは配信後に新しい不具合が判明することもあります。
仕事で使用しているPCや、絶対にトラブルを避けたいPCについては、Microsoftが公開する最新の既知の問題も確認しながらアップデートを進めるとよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!

